2014年 春アニメ終了分の感想

 2014年 春アニメの終了タイトル分から感想を書きます。
・ピンポン THE ANIMATION
 今期終了作品の中では際だって面白かったと感じました。
原作漫画にあふれている、松本大洋ワールドがアニメで素晴らしく再現されていて原作ファンとしては大満足でした。
 実写であらかじめ俳優さんの動きを撮ってそこからアニメーションに起こすロトスコープという技法を使っておりその影響か、動きにやたらリアリティがあるのに線は最低限で、常にデザインの美しさが楽しめたと思いました。
 個人的には声優の配役が好きで、子供のキャラクターに実際の子供が声を当てている(と思う)ことで出るたどたどしさのリアリティと、オババを野沢雅子、バタフライジョーを屋良有作、風間 百合枝を川澄綾子という超ベテランにわざと声優っぽくない芝居をさせることで不思議なバランスを取っているのは嬉しかったです。
 アニメや声優好きのぼくは、最近の大作アニメで声優を外して俳優や素人を選ぶことでリアリティを出すというのに対して、「素人っぽい芝居も、声優の方が良いんじゃないなかあ」と思っていたのが証明されたような気分です。
…って、ピンポンの感想だけでえらく長くなったのでひとまず今日はここまで。