人間シリーズ読みました

 西尾維新によるライトノベル作品、人間シリーズ 全7作を読みました。
「零崎双識の人間試験」は移動中などわりとのんびり読んだのですが、「零崎軋識の人間ノック」~「零崎人識の人間関係 戯言遣いとの関係」は体調が悪くて寝込んでいた週末に一気に読みました。
 途中で寝落ちなどもしつつも20時間以上はずっと読みふけってました。って…逆に体に悪かったかも知れません。
 シリーズとしての統一感はあまりなく、タイトル毎に随分毛色が違う作品になっているなと思いました。
ざっくりとパターン分けをすると、
「零崎双識の人間試験」「零崎双識との関係」はオリジナル性高いバトル系、「零崎軋識の人間ノック」「零崎曲識の人間人間」「匂宮出夢との関係」は戯言シリーズのキャラクターの別な一面が見られる短編バトル、「無桐伊織との関係」は戯言シリーズの「ネコソギラジカル」の後日譚、「戯言遣いとの関係」は戯言シリーズ「クビシメロマンチスト」当時の人識をミステリー重視に描いていたという印象でした。
 個人的には、「零崎曲識の人間人間」の軽快なノリが好みでした。
 ちなみにぼくは西尾維新の作品は、一度目は心理描写とラストで一気に伏線を収束させるスピード感を楽しみ、二度目以降は文中の萌え描写をニヤニヤしながら楽しむのですが、スピード感は「戯言遣いとの関係」萌え描写は「無桐伊織との関係」だったかなと思いました。