アニメひぐらしのなく頃に 礼 が面白かったです

 同人サークル07th Expansionが制作したサウンドノベル(ビジュアルノベル)原作のアニメ、ひぐらしのなく頃に 礼を観ましたがこちらもとても面白かったです。
 ひぐらしのなく頃に 礼は、羞晒し編、賽殺し編、昼壊し編の3編で構成されています。羞晒し編と昼壊し編は気楽に観られるギャグストーリーでしたが、賽殺し編は、ひぐらしのなく頃にの最終章ともいえるストーリーでした。
 ぼくは賽殺し編がとても好きで、パラレルワールドとして描いてきたひぐらしのなく頃にの代償ともいえる、悪い意味での何度でもやり直せるとか、今生きている人生とそれとは異なる別の人生と比較するといったことへの指摘や、繰り返し生きてきた梨花が無意識にあきらめていた母親への愛情を深く描いていることに感動しました。
 そして、梨花のために力を使ってきた羽入が梨花とする「この先梨花にもしものことがあったとしても今度はそれを受け入れる」という会話などは、パラレルワールドの作品「ひぐらしのなく頃に」の完結を描いていたように思いました。