君に届け11巻面白かったです

 以前に何度か記事にしている君に届けの11巻を読みましたが今回も面白かったです。
爽子と風早がつきあったことでかつてのような派手な展開はありませんが(韓流ドラマだったらここいらで記憶喪失ですね)、丁寧な描写と鋭い指摘は相変わらずかなと思いました。
 みんなのアイドル風早とみんなから避けられていた爽子がつきあうということにざわついていた周辺が「あの2人本当につきあってんだねー」と落ち着くまでの描写があることで、片思いの物語から両思いの物語に変わったなと頭が整理されたように感じました。
 また、今回は「どれも本当だけれど、どれも、私が言える言葉じゃない」という台詞に象徴される、言わないことを選択する描写が好きでした。
 爽子とピンがその辺を押さえていて、くるみや、やのちんがそういう気遣いにちゃんと気づいて惹かれるところが凄い深いなあと思いました。
 映画化作品が9月25日より全国東宝系で公開されるそうですが、爽子役が多部未華子って大丈夫なのかなあとちょっと心配中です。。。
君に届け 9月25日(土)全国東宝系公開