回転木馬のデッド・ヒートを読みました

 村上春樹の短編集、回転木馬のデッド・ヒートを読みました。
 冒頭で村上春樹は、この作品は「正確な意味での小説ではない」「ここに収められた文章は原則的に事実に即している」とあったので、村上春樹の新たな一面がみられるかな?と思ったのですが村上春樹は日常から村上春樹の小説のような世界で生きているようで、小説との大きな違いを見つける事はできませんでした。
 ただ、村上春樹には色々な人が込み入った人生を話してしまう魅力があるのかなあと思いました。
 ぼくは社会人になってから村上春樹の小説にはまり、お酒の呑み方とかライフスタイルのまねをしていたのですが(端から見たら恥ずかしかったんじゃないかなあ)最近、どうも村上春樹の世界にははまれなくなってしまいましたが、その理由がこの作品で何となく分かった気がしました。
 この辺りの長く漠然とした話に呑みながら付き合ってくれる方、大募集です。