原研哉のデザインのデザインを久しぶりに読んだ

 原研哉による書籍「デザインのデザイン」を読みました。
 この本は2003年発売でその頃に一度読んでいたのですが、かみさんが図書館から借りてきてくれたので久しぶりに読んでの感想です。
 今読んでの第一印象が、13年前という時間による価値観の変化(もしかしたらぼく個人のものかも知れないけれど)が凄く大きくて、当時は良い例えだと感じていた主張と実例が、今では大きな違和感を覚えるようになっていました。

 例えば「これがいい」ではなく「これでいい」という程度の満足感をユーザーに与えるブランドの例として彼がアートディレクターとして関わっている無印良品を挙げていたのですが(下記に詳しく書いてあります)、

【書評】原研哉:デザインのデザイン【ブックレビューサイト・ブックジャパン】

現代でそれを言うと結構な嫌みになると思うし(実は当時から意外と高い無印良品とか言われてたけど)、今そのポジションは百均かなと思うとデフレの影響が大きいのかなと思います。

 もちろん、書いてある理論は現代でも全然参考になる部分が大きく、アートとデザインはなるほどと思いました。(下記で詳しく書いてありました)
書評『デザインのデザイン』原研哉著 : 備忘録

 ぼくが好きだったのは「デザインを遊んでみせるデザイナとそれを承知の上で引き受ける生活者の出現」、「ただ笑って受けとめるべきだったが経済だけは生真面目にそれを市場の活性に利用」という言葉で、スマホやらITテクノロジーにこういうケースがとても多くその辺を見極めて、翻弄されないようにするというのは作り手としてもユーザーとして大切かなと思いました。

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