声優さんって色々やるんだなあ

 雲田はるこによるマンガ原作のアニメ昭和元禄落語心中が面白いです。
 太平洋戦争前から昭和30年代頃の「落語黄金期」を描いた作品で、作中でも落語を演じるというシーンがありますが、それを声優さんが演じていて、最近の声優さんってのは色々な芸をやるんだなあと改めて思いました。

アニメ「昭和元禄落語心中」

 ぼくは落語の善し悪しが分からないので、物語の展開や登場人物の反応でなるほど今のはよかったのかと観てますが、作中では「昭和最後の大名人と称される人気落語家による素晴らしい落語」などが描かれるわけでそれは流石に無茶ぶりだろうとは感じます。
 特に昭和元禄落語心中は、落語家の生き様や才能の壁や修行の日々を通して落語家のすごさを描いた作品で、それを(落語家ではない)声優さんが上手に演じると具合が悪いだろうとも感じてしまいます。
って、落語に詳しくないぼくは素晴らしいと楽しんでいますが。

 他に、しゃべり芸を声優さんがやって凄くはまっていると感じるのが「おそ松さん」で、上手い声優さんに面白いコントや漫才の脚本を渡すとここまで面白くなるんだとビックリしました。
また、声だけで多くのキャラクターを演じ分けられる声優の技もおそ松さんF6などでネタにしており、こっちもとても楽しんでいます。

TVアニメ「おそ松さん」公式サイト

 声優も人気商売になっており、見た目やフリートークの上手さだったりファンを引きつけるSNSなどでチラ見できるプライベートなんかも注目されていますが、アニメーションの表現が広がった分、本業である声の演技の幅広さも求められておりどんどん凄い職業になっているなあと思います。