今年ぼくが触れたサブカル作品を振り返ってベスト3にまとめました。
■君の名は。
新海誠によるアニメ映画。
昔から新海誠ファンだったので、興行収入200億円を突破し、邦画歴代興収ランキング第2位となったというのはとても嬉しいです。
また個人的にも今まで観た新海誠作品中一番好きでした。
新海作品に期待していた考えさせられて暗く泣ける部分もしっかりありつつ、最終的には分かりやすく根明なハッピーエンドに収まった時には「新海誠がついにやってくれた!」みたいな気分になりました。(他にもそういう終わり方してる作品あったかもだけど覚えてない)
一方でよく分からないまま適当に納得して楽しんだ部分も多く、また200億円突破というハードルが怖くて、ぶっちゃけどうだった?と言われて悩むこともありましたが、歴代一位の「千と千尋の神隠し」(308億円)よりは確実に面白いと感じているので、滅茶苦茶面白かったで良いのかなあと今更思っています。
■シン・ゴジラ
総監督・脚本庵野秀明による特撮映画。
特撮怪獣映画を自分がここまで面白いと感じたことに驚くと同時に、一般的にも高く評価されていてとても嬉しかったです。
日本人の様々な感情や主張を代弁してくれる描写が多数あり、多くの人がそれに便乗したり批判することで、自分なりの主張をしているのが面白かったです。
…個人的には本来荒唐無稽な怪獣映画にリアリティがつけばそれで良いという主張を激しくしていたように思いますが(笑
また、ファンであるのをこじらせ庵野秀明監督に対してエヴァンゲリオンの続きだけを期待してしまっていた自分が、エヴァは出来る時で良いからまた別作品作って下さい…みたいな気分になったのは凄いなあと思いました。
■ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン
宇野朴人による日本のライトノベル。
TVアニメ化されておりそちらも面白かったですが、内容的には原作のライトノベルで読む方がオススメです。
特に過労を論破する主人公イクタ・ソロークの言葉にキレがあり時代にあっているなあと感じます。
精霊が存在するファンタジー世界でありながら、ちょっと賢くなった気分になれる兵器の科学的発展やそれによる戦術の変化なども描かれているのが嬉しいです。
そして7巻のインパクトがとにかく凄まじく、今まで読んだライトノベルの中で一番驚いたかも。
Amazonレビューなどでもファンが荒れまくっていますが、伏線は充分にあったし、10巻を読めば色々納得出来るかなと思ったし、何よりもあのインパクトは娯楽と割り切れば極上です(笑
…と言いつつリアルタイムで読み進めて7巻終了で続刊を待つって状況になってたら途方に暮れたかも。
8巻以降も色々あれなので、7巻~10巻は一気に読むことをオススメします。