進撃の巨人16巻を読みました(ネタバレあり)

 諫山創による漫画「進撃の巨人16巻」を読みました。
というかフリッツ王政打倒編(13巻~15巻)、忌まわしき記憶編(15巻~)丁寧に時間を使って描かれているために、謎が一気に解ける爽快感がなく結構な秘密や出来事に対して「ふーん」みたいになってしまっています。
・一部血統の人間には記憶改ざんが通じない
・記憶改ざんが通じない血統の一つがアッカーマン家
・エレンの能力は巨人を操る他に記憶を操る力も含まれているらしい
 ただ血統が異なるため力が正しく使えていない
・エレンが能力を得る経緯は、レイス家のフリーダ→エレン父→エレン
・ヒストリアがエレンを食べると本来の能力が使えるらしい
 さらに壁内統治に至までの記憶も正しく引き継がれる
 多くの人間が関わった大規模な因習めいた謎かなあと思っていたら、先代を食べることで個人が万能の力と知識(記憶)を得て、壁内を守っていたという話なんだなあって感じでした。
 その辺から気になったのが、レイス家が巨人の力を失ったことと、一番最初のウォール・マリアが破られたことの関係です。
 15巻ではエレン父がレイス家を襲ったのはウォール・マリアが破られた後となってますが、時間的ゆとりがあればレイス家が本来の能力を持っていても超大型巨人たちの襲撃は防げず、同時くらいのタイミングならエレン父によって(協力関係にあったかは別にして)超大型巨人たちの襲撃は成功したとなります。
 前者であれば壁外のライナー達の組織(?)がなぜこのタイミングで壁内の襲撃を開始したかが気になり(100年以上の壁内繁栄を許していたのが何故今?)、後者であればエレン父と壁外の関係やそもそもの目的が気になります。
 という案配に、やっと壁内の話が色々落ち着いてきて、巨人が出てくるようになりそうなので、今後を楽しみにしたく思います。