ローグ・ワンを観てスターウォーズの見方が変わったかも

 遅ればせながらレンタルでローグ・ワンを観ましたが、とても面白く、また、ローグ・ワンを観る内にスターウォーズの特に4~6までの見方が変わったように思います。

 見方というかある種のお約束やターゲットになる視聴者に気づいた(ような気がする)って感じで、それまで日本のバトルマンガやカンフー映画のノリで観ていたのが、アメリカ映画のノリで観てみたという感じです。

 例えばぼくはEpisode 4~6のジェダイって物語の位置づけや当時の特撮技術や殺陣のクオリティなどにおいて、バトルマンガやカンフー映画や東映特撮の宇宙刑事シリーズと比べてイマイチ活躍しないなあという不満がありました。
(そんなぼくにとってはEpisode 1のクワイ=ガン・ジンやダースモールの活躍やらアクションが最高でしたが)

 それに対して、もう少しアメリカ人の普通の目線、刀よりピストルが普通で、人間個人が修行するよりデカい兵器を使う方が強いし、スピーディで格好良い未来の乗り物でカーチェイスやドッグファイトする方がイカしているし、どうしても素手でやり合うならごつくてマッチョな異星人やらドローンを相棒で連れている方が強いじゃん…みたいなノリ、まあつまりEpisode 4~6のハン・ソロを標準な人として観るとすごく普通のアメリカ映画として面白いし、映画に深みも出てくるなあと感じました。

 ヨーダとルーク・スカイウォーカーの修行とその成果にしても、ベストキッドのミヤギとダニエルとかブルース・リーや初期のジャッキー・チュンのカンフー映画な展開ではなく、バック・トゥ・ザ・フューチャーのドクからデロリアンを渡されて意味分からないと思いつつも興奮するマーティとか、ハリウッド進出後のジャッキー・チュン映画っぽい見方が良いのかなと感じました。

 その辺を強く感じた理由が、ローグ・ワンの盲目の戦士チアルート・イムウェの存在感で、彼はちゃんと強いし殺陣も迫力あるしフォースっぽい力も使えるしと文句なしに格好良い一方で、なんかいかがわしい感じや困った人感もあり、また物語途中から近代的(未来的?)な戦術や兵器と比べると、個人のチャンバラの戦力の限界みたいなものも見えて、すごくリアリティだったり深みがあって良いなあと思いました。
…ハン・ソロはオビ=ワンやルークのこともそういう目で見てたのかなあと思うと、なんか面白いです。
 そして、そういうフォースのヒーロー性が薄い状況だと、反乱軍の中でもはみ出し者や汚れ役を描いた切ない物語が際だったと感じました。

 と言いつつ、フォースの凄さはローグ・ワン終盤のダースベイダーが素晴らしく見せてくれており、Episode 1~3好きも満足出来ると思います。
 ローグ・ワンはそれ自体の面白さはもちろん、新しい視点などをとても分かりやすく説明してくれていて、改めてスターウォーズを通しで観たいなあと思いました。

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