道徳教育は難しいだろうなあ

“道徳”が正式な教科に 密着・先生は? 子どもは? – NHK クローズアップ現代+

 NHK クローズアップ現代+を観たところ、道徳の教科化って凄く難しいだろうなあと感じました。
 また番組で扱われている「お母さんのせいきゅう書」や「星野くんの二塁打」は大人でも解釈が分かれる(と思っているのはぼくだけか?)のに、それを子どもに特定の感想に至るように期待するのは難しいし、一つの物語に求めるレベル高すぎだろうと感じてしまいます。

 記憶が曖昧ですが、「お母さんのせいきゅう書」に似た話が、「フクちゃん」のアニメであって、そちらは何かと理由をつけて家族からお金を請求する5歳児のフクちゃんに対して、逆にお母さんが一つずつ請求書をつきつけて反省を促してました(多分)。
余談ですが、フクちゃん宅には居候の売れない漫画家アラクマさん(フクちゃんの請求に一番怯えていたはず)がいて、家族を血縁ととらえない部分も描かれていたりと実にめんどくさい…じゃなく多様です。

 まあフクちゃんの善し悪しは置いておいても、個人的には比較的シンプルなたくさんの例題になる物語を読む(見せる)ことで、ケーススタディを積むのが良いのかなと感じます。
…特に、似たような状況なのに正しいとされる思考や行動が異なる物語の微妙な違いを考えるのが面白いと思います。

 つか、ぼくが請求書作ったら徹底的にやっていることをリストアップしてさらに数字もリアルに算出して根拠になるデータも添えて、最後に御社特別割引…じゃない、家族割引ってマイナスになる項目を作って小計0円としちゃうだろうなあ(笑

 あと親の立場で言うと「お母さんのせいきゅう書」に関してはちょっと保護者にとって耳障りが良すぎて、子どもの共感から遠いエピソードのように感じます。つか、子どもの頃は特にそれに反発しちゃうんだよなあ。(ぼくは特に酷かった)