売る才能って凄いんだよなあ

 セールスや営業や演者や飲食店といった仕事で、売る才能を発揮する人が居てそういう人と普通の人の差ってとにかく凄くいです。
 この才能を持っている人は、どんな種類の仕事をしても成功します。
セールスや営業職なんかでは当然だし、演者でもチケットをぶっちぎりに売る人はチャンスが多く、お客さんに来て貰える店員(店主)の居るお店は繁盛します。
多くの場合は人格も魅力的で、関わるコミュニティでリーダーシップを取っていることも多く、他人の羨む人生を得ていることが多いです。

 ただそういう人を参考にしようとして調べると、本人や分析する人が、結構売る才能を語っていないことがあります。
あまり語られない理由は、買ってくれた人への配慮として自分が売ったという言い回しよりもむしろ買ってくれた人への感謝を語るような配慮をしていて結局目立たなくなるなど色々考えられますが、真似る側がここを見落とすとヤバイです。

 例えば社長が一人で会社の販売数の大半を上げている中小企業(結構あると思う)で、社長のリーダーシップが業績好調の理由と語られているとか。
販売数の大半を一人で上げればそりゃ誰も逆らえないリーダーシップもあるだろうって前提を見落として、販売数を上げていない社長が自社でそのリーダーシップの部分だけを真似したらヤバイみたいな具合に。

 なので書籍で学べるような有名人を真似ようとするとき、その人の経歴の中にセールスで結果を出したとか、演者なら物販やチケットを沢山売ったとか、すぐに行列が出来るようになったなどの記述があるときは、その人の売る力が並外れていてまず学ぶべきはそこかなと思います。
またその人にそういうスキルが無いけど、その人とプロジェクトを共にするコアメンバーの中に売る力を持っている人が混ざっている場合、注目するのはむしろそっちの人というケースもあったりするかなあと思います。

 …まあ、それくらいに売る才能の影響力は大きく、また個人差も大きい注目するポイントだと思います。

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