100分 de 名著の「フランケンシュタイン」が素晴らしかったです

 NHKのEテレで放送中の100分 de 名著の「フランケンシュタイン」の回が、とても好きでした。
 100分 de 名著とは古今東西の“名著”を25分×4回の100分で解説・考察する番組で、様々な作品が取り上げられており、いずれも素晴らしいのですが2015年2月4日~3月4日に放送された「フランケンシュタイン」(メアリ・シェリー)の回の特に伊集院光さんのコメントが考えさせられました。
 番組では生命科学と倫理性、人間の負の側面などが語られていたのですが、伊集院さんは「醜く生まれる」ことのきつさみたいな点を語り、怪物(フランケンシュタインというのは怪物を作った博士の名前で、怪物には名前すら無い)に対してとても寄り添ったコメントを多くされており、それはもしかしたらとても新しく愛のあることなのではないかなあと思いました。
 その辺りを意識してテレビとはまったく異なるキャラクターになる、ラジオ深夜の馬鹿力での伊集院さんのあり方を見ると一貫した何かがあるように感じさせられました。
名著41「フランケンシュタイン」:100分 de 名著