サブカル脳が受ける筋肉のイメージ

 【THE WORK OUT】北島達也 公式Youtubeチャンネルで分かりやすく解説されているのですが、日本では「ムキムキのボディビルダーは動きが鈍い」とか「固い筋肉と柔らかい筋肉の迷信」など、筋肉について色々な誤解があります。

 ぼくも動画などを見る内に自分が色んな誤解をしてたり、おかしな先入観があることに気づきました。
誤解や先入観が薄れるにつれて、どこでそういうものがついたのかを振り返ると、ぼくの場合は、やはり漫画などサブカル作品の影響が大きいです。

 多くの古い漫画などで鍛えるというと喧嘩を強くするというイメージがあり、筋肉には特に暴力的な威圧感がありどこか刺青に近い印象があります。
 また、欧米人に比べて体格で劣る日本人のコンプレックスの反発からか、柔よく剛を制する展開は日本人全般の好むところだし、物語の意外性などからも、見るからに強そうな筋骨隆々な登場人物が、優男や小柄な人間のやられ役になるということは結構多く、筋肉に対する「ちょっとマイナスなイメージ」は結構根深いと思います。
 もちろん、筋肉をポジティブに描いた作品も沢山あるのですが、それらの多くは「超人」的に描かれ、マネしたいと憧れるにはハードルが高すぎるように感じます。

 しかし、北島達也さんの話からは現代の筋肉のファッション的や美的な要素や、スポーツなどでの実用性などが、素晴らしく知的で分かりやすく解説されていて、それらを通して過去の思い込みを改めていくのがとても面白いです。

 そして、そういう思い込みを客観的に処理出来る状況で、改めて漫画などサブカル作品の登場人物達を見ると、みんな格好良い体してるなあと逆にそちらのイメージもポジティブなものに変わっていて面白いです。
…ドラゴンボールの孫悟空のボディとかマジで格好良いよなあとか、何を今更みたいな感動を今更してたりします(笑