労働者と資産家の立場の違い

 制作の仕事をしていると稼働時間で見積もりを作るなど働いた分に応じてお金が貰えるって感覚が強いですが、住宅の大家さんとかは住宅の価値に応じてお金が貰えるって感覚が強いです。
 で両者がなんとなく混じるケースに、会社の役員というのがあると思います。
現実(ぼくの知ってる範囲)では会社役員というポジションの人も労働していることが多いのですが、その報酬は基本的に会社の価値に応じて支払われ、考え方によっては会社という資産によって報酬を得ている資産家なわけです。
 そして役員が労働をするのは、自分の資産である会社の価値を高めるためで、極論すると労働を全くしなくても報酬の出る不労所得とすることも不可能ではありません。
 もちろんそれらは極端な話で、上記のとおりぼくの身の回りの多くの役員や経営者は不労所得どころか社員をやってた方が全然良いってくらいに労働しているし、労働と兼務だったりもするのですが、そういう資産を持っているという認識は重要だと思います。
 特にフリーランスを長くやっていると、組織やチームを資産として持つという感覚をイメージするのが難しくなるので、時々この辺りを意識する必要があるなあと思いました。