漫画「鋼の錬金術師」で有名な荒川弘の最新作「黄泉のツガイ」がとても面白いです。
月刊少年ガンガンにて連載中で、2024年4月時点で単行本6巻まで発売中です。
混乱と驚きが醍醐味なのでなるべく早く読み始めるのがお勧め
この作品、とにかく違和感と驚きの連続で、なるべく早く事前情報を入れずに読み始めるのがお勧めです。
違和感や伏線の回収がとても丁寧で、多くの設定が詰め込まれており、読み進めて事情を知ってから読み返すと初見時とがらっと印象が変わるシーンが多数あるので、連載や単行本の発売を追いかけながら読むのが、一番楽しい作品だと思います。
まだ序盤という印象ある6巻の時点で、1巻冒頭の見え方が大きく変わる衝撃の事実が既に2回明かされており、今後さらに覆されそうな予感があります。
繰り返しになりますが、事前情報を入れずに読み始めるのがお勧めです。
ネタバレしつつ好きなポイント
以下ネタバレになりますが、
なんと言っても、ツガイ達の魅力が最高に素晴らしいです。
この作品は現代を舞台としており、個性的な能力を持つペアの幽霊、妖怪、異形等々様々な呼び名で呼称される存在ツガイと、契約で結ばれた人間「ツガイ使い」の3者1組でチームを組み、チームファンタジー能力バトルを繰り広げます。
バトルではツガイ間の能力の相性などもあり、ハンティングスキルや近代兵器の利用などツガイ使いの活躍の機会も多く、さらにはツガイ使い同士での組織的協力関係もあったり、バトル以外で活躍するツガイも居たりと、単調にならず、また多くのキャラに活躍の可能性があります。
そんなツガイ達は存在からしてユーモアと柔軟性と個性に溢れており、伝承にある神様や鬼や妖怪みたいだったり、ペットや家畜めいていたり、宇宙人?だったり、住宅までいます。
彼らは性格も様々で、皆魅力に溢れており、そんな存在とツガイ使いや周りの人間とのヒューマンドラマもとても面白いです。
6巻時点でも、非常に強力でチートでは?と思うような、ツガイやツガイ使い、それをとりまとめる組織が次々と現れますが、上記のような様々な要素もあって、まだ強者を選びかねる状況なので、自己流ツガイの番付や、自分の考える最強オリジナルツガイなどを無邪気に想像出来る余地もあって楽しいです。
ということで、改めて、なるべく早く読み始めるのがお勧めです。