真実を知ったと思った時の快感と依存症

 SNSには様々な、暴露系の情報が溢れていますが、どうもぼくはそういう情報が好きらしく、結構な時間読んでしまっています。
 そして、暴露を長時間読みふけってしまう欲求を改めて考えると、知った情報から利益が得たいのではなく、情報を見た時に瞬間的な快感があり、多分「ドーパミン」あたりが出ているのだと想像しています。

ドーパミンとは

 ドーパミンは幸せホルモン(幸福物質)などと言われることもありますが、実は「快楽」に反応するのではなく、「快楽の期待」や「予測以上の報酬」に反応するそうで、様々な依存症に関連しているという指摘もあります。

「幸せホルモン(幸福物質)4つ」ドーパミン・セロトニン・オキシトシン・βエンドルフィンとは? – 国立消化器・内視鏡クリニック

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真実の可能性が低いと思っている情報にほど反応する皮肉

 上記のドーパミンの特徴を考えると、様々な裏付けを取って真実を知ったと確信する時よりも、偶然入った情報で真実を知ったかもしれないと期待している時の方が、より多く分泌されそうです。
しかも、脳の冷静な部分では、真実の可能性が低いと思っている情報にほど、より快楽を覚えるというのは、なんだか皮肉な話だと思うと同時に…正直ちょっと心当たりはありました。

 そして、ドーパミンは依存症に関連しやすいという特徴を鑑みるに、暴露系情報にはまりそれらの情報に触れるツールであるスマホ依存(ネット依存)へはまっていく流れは十分にありそう…というかこちらも正直ちょっと心当たりがあります。
 改めて気をつけたく思いました。

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