2017年くらいから、TEDで紹介されていた、ポジティブな体験をメモするというのを時折試しています。
The happy secret to better work | Shawn Achor
TED ショーン・エイカー 「幸福と成功の意外な関係」を参考にしてみます | Office NaKao
このメモ、実際に試すと1週間くらいでネタ切れとなり、無理矢理ポジティブな行動を始めようとしたり、ポジティブメモ疲れに陥ってしまいます。
そんな中で、ぼくにとって比較的手軽で、気分転換の成果が大きいポジティブな感情は「清々しい」です。
「清々しい(すがすがしい)」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書
清々しいという言葉はぼくに妙にはまりましたが、一般的には「爽快感」などに当てはまるのかなと思っています。
清々しいと感じる時
ぼくが、清々しいと感じる瞬間は本当にささやかなもので、早起き出来た、散らかっている机を片付けた、支払を期日前にしたなど、緊急性はないけどちょっと気がかりになっている事に対処した際に感じます。
ただ清々しいという感覚はとても繊細で、強い他のポジティブな感情「喜び」「楽しい」「興奮」などと被ると、そちらの印象に消され、他人からの承認や賞賛を求めると執着とか義務感に消されてしまうという、他人との共感も難しい自己完結なものと感じています。
加えて、合理的に清々しさを求めても、案外期待通りに感じられないこともあり、期待せずにしたちょっとしたことで大きく感じられることが多い印象です。
…このパターン、ドーパミンが影響しているような気もします。
【なぜ薬物は依存症になるのか】ドーパミンは快楽物質ではない【ゆっくり解説】【雑学】
ちなみに神社仏閣や歴史ある庭園などには、訪れたを「清々しい」気持にする何か、技法などがあるのかも。
パワースポット神社【属性と相性】自分に合う相性の良い神社を知ろう! | 四季の旅
メモする意義
清々しいという感覚は、上述のようにとても繊細ですぐ忘れがちだし、実際に行動してみないとそれによって清々しい気持になるかは解らず、多少の非合理的な試し(挑戦というほどではない)が必要なので、メモはポジティブな体験をしっかり自覚出来るし、また自分の心理分析にも使えそうです。
何よりも、清々しいという感覚は、ぼくの場合加点的なもののようで、例えば、片付けをしてキレイになり清々しい気持になった所が、また散らかっても清々しさ自体は失われたり減点されないようです。
もちろん、散らかることに対しては、ネガティブな感情が生まれ、それらは清々しいという気持より圧倒的に強く、そもそも清々しさに意味があるのか?という疑問にまで至りますが、清々しさだけに注目すれば、とても気持の良いポジティブな感情です。
…って、やはりドーパミンの影響が大きい気がする。
いずれにしろ、日常で得た清々しい体験メモは良い案配に機能しそうなので試してみます。
ちなみに、清々しい瞬間は一瞬で忘れるので、常にメモやスマホを持ち歩いて、清々しかったと思った瞬間に小まめにメモを取る習慣をつけたいです。