掃除できない人を批判する掃除が出来る人

 掃除の達人みたいな人が掃除を出来ない人の人間性を批判していたりするのを、割と頻繁に見かけますが、アレを言ってしまう心理を考えると面白いなあと思います。
 そんなおおざっぱな範疇で人を批判するのは、大切な人だったりお世話になっている人が実は掃除下手ってことを知らずに地雷を踏む危険などを考えると言って得する事は無いように思うのですが、少し考えると掃除上手らしい得を作り出しているように感じました。
 掃除が出来ると自称する人は、自分が日常的にしている掃除によって自分の身の回りは自分が苛立たない程度に掃除できる人だと思います。
そんな人にとって、掃除が出来ていないことで苛立つタイミングは、掃除ができない人と関わっている時だと思います。
 そういう人間に、掃除をするように強制したりそれがイヤなら自分の前から居なくなるように攻撃するというのは筋が取っているなと。
なんせ、掃除が得意と自称する人は、基本的に汚い物や不要なものを躊躇無く捨てるのが上手い人で、自分にとって不利益な人間もさっと片付けるか捨ててしまうかを手際よく判断しているんだろうなあと思いました。