ドラマ「ガリレオ」面白かったです

 東野圭吾の連作推理小説『ガリレオシリーズ』を原作ドラマ「ガリレオ」第2シーズンを観ました。
…と言いつつ第1話のキャストが入れ替わるエピソードを見逃してしまい感想としては不完全ですがそれ以降の「死を呼ぶ水晶振り子! 変人vs美少女」から「聖女の救済 後編」までを観て、やっぱり面白いなあと思いました。
 純粋な推理であったり心理描写はそれほど深くはないのですが、毎回豪華なゲストキャストの出演であったり、視聴者には早々に分かっている犯人を福山雅治演じる変人の湯川 学が追い詰める展開とか、なんか古畑任三郎シリーズにも感じたお祭り企画みたいで楽しかったです。
 湯川 学が謎への関心だけで動いたエピソードが「指標す」「心聴る」で、犯人をはめてやろうという負けず嫌いで動いたエピソードが「念波る」「演技る」「聖女の救済」、彼の人間愛や道徳心を描いたエピソードが「偽装う」「攪乱す」だったのかなあと思いました。
 個人的に好きだったバランスは「曲球る」でした。謎への好奇心で関わりはじめ、負けず嫌いで踏み込み、人間愛という結論に達したというのは非常に面白いです。
 また6月22日に放送されたスピンアウトドラマ「ガリレオXX 内海薫最後の事件 愚弄ぶ」を観ましたがこちらはかなり辛気くさくキライな感じでした。
 人が死ぬところから始まる非日常の極みのような殺人事件を追う刑事を描いた作品で、女性のあり方みたないなものを前に出すのはどうかなあと思ってしまいました。
 また、ユースケ・サンタマリアに何考えているかよく分からないキモイやつを演じさせる展開とかが旬を完全に外してしまった「踊る大捜査線」ぽくてなんかイヤでした。
 まあその辺りと比較して、改めて本編の根っこの明るさみたいな演出のありがたさが分かったように思いました。
↓シーズン2のBOX見つからなかったす。。。

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(2013-04-24)