ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q を改めて観ました

 以前に映画館にて観たヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qと、巨神兵東京に現わるを改めて観ました。
 当時は期待とのギャップでがっかりしましたが、そういうものと切り替えて、また自宅でのんびり観られると、改めてとてもクオリティが高く楽しむことが出来ました。
 巨神兵東京に現わるは特撮そのものを楽しむと考えれば確かに面白いと思うも、やっぱり違和感があり何度か見直して気づいたのが、現役バリバリの巨神兵が行う破壊にしては、準備された町がどうにも小さすぎると感じました。
巨神兵が一発ビームを撃てばその方角は全て火の海…みたいなものを期待していたので、スケールダウンを感じてしまいました。ってナウシカの巨神兵のスケールがでかすぎたんですな。
 Qに関して物語の感想はまだ保留ですが、終盤のエヴァ第13号機、Mark.09、改2号機、8号機のバトルなどは非常に面白かったです。
 以前見た時に気になっていた、周りの人間がシンジ君に何も説明しないのは、アスカの行動が象徴するように、彼とわかり合うことを誰もが拒絶したくなるような惨劇が破の後にあり、人の話を聞かないシンジ君はなんだかんだ言って破で自分がしたことを誇っていて舞い上がってたんだと考えるとなんか納得でした。
 人生で初めて自己承認出来ることをしたとドヤ顔してたら、まわりの人間から無視されて、やった事の客観的結果を知って絶望したところを父親に騙されて利用された…久しぶりに世の中に翻弄される少年を描いているなあと感じました。
 ちなみに、以前からヱヴァンゲリヲンについて鋭い考察をしていた、「エヴァンゲリオンについての考察、謎解き、解釈」が、電子書籍になっていてそちらとあわせて観たら色々な仮説が立てられて面白かったです。