ライトノベル版 Fate/Zeroを読みました

 ニトロプラスの虚淵玄著、TYPE-MOONより発売された、ライトノベル「Fate/Zero」を読みました。
 Fate/Zeroは、奈須きのこがシナリオを執筆したFate/stay nightの10年前のエピソードということで、stay nightを知っていないと理解しづらい(逆に言うと知っていればニヤリと出来る)部分がとても多いです。
一方でstay nightを知っていてもアニメ版では理解しきれなかった点もあり、その辺を求めて、原作を読みました。
 それによってFate/Zero単体で感じていた違和感には一定の納得が出来て、ギルガメッシュの天敵がバーサーカーだったり、さらにその天敵がランサーだったりと、聖杯戦争自体のバランスも良かったんだなあと思いました。
 ちなみに、stay nightのHeaven’s Feelの核心に触れないために、あえて深く描かなかないでいる部分もあったりしたので、個人的にはアニメ「Fate/Zero」→ゲーム「Fate/stay night」→原作「Fate/Zero」という順番で楽しむのがオススメです。
 ちなみにFateシリーズは、いわゆるスピンアウト企画や別ルートの作り込みが広いだけでなく、元になる物語の印象が変わるくらいに主張が強いものが多く、Zeroを観ることでstay nightにも新たな見え方がしたりと、関連する作品が増える毎にどんどんFateの世界が広がって行き、多くのクリエイターが次々と関わっていて、改めて凄いなあと思いました。