Fate/stay nightクリアしました

 TYPE-MOONより発売された、ビジュアルノベル『Fate/stay night』(フェイト/ステイナイト)を一通りクリアしました。
 3つのシナリオ、内2つには2つのマルチエンディング、プレイ時間70時間というなかなかボリュームのある作品でした。
シナリオ毎に物語が大きく違うため、物語の細かな感想は追々書きますが、全体を通してとても面白い作品でした。
 グラフィックに関してはアニメ版のFate/Zeroがメチャクチャキレイでぐりぐり動いていたのと比べて冒頭は心配しましたが、細部まで丁寧でデザインもよく、何より妄想をかき立てる引っかかりがあり素晴らしかったです。
 インターフェースや操作性は丁寧で使い易く、演出やBGMも迫力あるものでした。既読部分をスキップする機能も快適で、選択肢に対してセーブできる数も非常に多く、安心してプレイに集中出来ました。
 その他の部分でも、選択のミスでバッドエンドになってしまった場合に、面白おかしい演出でヒントが表示されたり(飛ばすことも可能)、そもそものwin7の対応パッチなど、全てが丁寧で物を作る仕事をする人間として見習いたいなあと思いました。
 余談ですが、現在「電子書籍」が注目されつつも多くが別メディア用に作られたコンテンツデータを流用したビューワ的な物にとどまっていますが、Fate/stay nightのようなハードに最適化したビジュアルノベルを観るとそんな単純ではないと気づかされました。