作品との相性

 作品の善し悪しとはまったく関係無く、観る人の生き方と作品テーマによる相性というのがあるんだろうなと改めて思いました。
 「頑張らないで一人で我が儘に生きて行きたい」な人にワンピースとか、「他人の不幸最高。メシウマ」な人にサマーウォーズとか、愉快なわけがないと思います。
 ネガティブな意見が支配的なネットを見ていると、ハッピーエンドになる物語に人気が出ることが信じられないくらいです。
 創作物…特に文学などは作品における主張によって世の中を変えることを目的としていて、それは耳が痛かったり、不愉快なものだったりします。
極端な場合、ある特定の層を露骨に批判していたりします。
 そういう作品を論破するよりも、自分がどういう主張をしている作品が好きなのか(主張がないことも含めて)を、リストアップしてその上で自分がどういう人間なのかを観察する方が面白いかなと思いました。