絶対に忘れない基準

 非常に物忘れが多い人が、備忘録としてiPhoneを活用するという話を聞いて、活用出来て凄いなあと思うと同時にぼくには無理だなあと思いました。
というのも、ぼくはここ一番の重要な時にiPhoneのでバッテリーが切れているということがしょっちゅうだし、iPhoneがその時どこにあるのか分からなかったり、電話の着信を見落としたりも多々あります。
…そういうぼくには「定期的にiPhoneを見ろ」という備忘録が必要になります。
 まあこれは自分のダメ人間ぷりをアピールしているわけでも、もっと効率的な備忘録があるとかでなく、単純に「iPhoneの充電は絶対に忘れない。iPhoneは定期的に必ず見る。」ということが絶対的である人とそうでない人がいるという話です。
 似たようなケースで「待ち合わせはだいたいしか決めないで、その時だいたいその辺りに来た辺りで携帯で連絡を取り合う。」という意見を聞いたのですがそういう人にとっては、待ち合わせをしている相手の、携帯が電池切れだったり故障したりあまつさえ待ち合わせに携帯を忘れるなど想定しないと思います。
 このことからAが出来ないからBで補うというのは、Aは失敗するけどBは失敗しない、AよりBの方が確実、AよりBの方が楽、AがやりたくないからBでやるっていう意図があると考えられます。
 そういう言い回しの際の、Bがその人の絶対的な価値であったり最も大切にしているものを現していると感じます。
ついでにいうと、他人がBの方こそミスると言った時のリアクションが、その人間の頑固さを現していると思います。