BLマイスターに教えて頂きたい!「NO.6」の見方

 あさのあつこの小説原作のアニメ「NO.6」は第1、2話で格差と管理の社会を説得力をもって描写していて、全体としてはとても面白いなあと楽しみにしているのですが、紫苑とネズミのキャラクターがどうも変だと感じて、これが噂のBLなのか?いやちょっと違うんじゃないか?と戸惑っています。

 オッサンはオッサンが一番嫌いというのは笑福亭鶴瓶さんの名言ですが、多くの場合男は同性からのセックスアピールが不快だし、不快に感じるべきであるというモラルを知っていて、相手はそう思っているという前提でコミュニケーションを取り、まあそれを乗り越えて行ってしまったり、乗り越えられずに悶々とするところに、BLの醍醐味があるのではと推察しているのですが、紫苑とネズミのスキンシップにはその辺が抜けているように感じ、そんな二人の画は妙に女性的に見えるシーンが頻繁に入ります。

 それらを観て漠然と感じたのは男装した女子同士が、「あたいらBLだぜい!」とイチャイチャしつつも、ある一定の性的ラインには絶対近づけないみたいに感じてしまい、これはそういう作法として楽しむべきなのか?それともクオリティの問題として嘆かわしいと言うべきなのか非常に悩んでおります。
 我こそは腐女子の女王という方に是非この辺りをご教授いただきたいものです。