大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」で今更思ったこと

評価:
アミューズソフトエンタテインメント

¥ 11,500

(2009-03-13)

 大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」の主人公である江がどうにも好きになれなかったのですが、これは演出やら演技の問題ではなく脚本が嫌いなんだなあと今更になって思いました。
 織田信長の姪ということで、傲慢な物言いは納得出来るし名だたる武将達に上から目線で語る姿はある種の痛快さがあるのは認めます。
ただ、その傲慢な物言いが絵になるだけの身分の高さからくる高貴さがなく、主張の多くも子供じみています。
 好景気だったころはそういう我が儘が許される立場にいることがステイタスだったりもしたのですが、そもそも昔の話だし震災によって絶対的に許されないものになったと思います。
 また実際に起こったこと(史実)に対して、納得出来ないけど我慢したみたいな、ねちこさが強すぎて、ものすごく偉そうにものすごく器の小さな事を言い張り何の結果も出せていない人という風で、江という人物がものすごく小さな人間になってしまっているのが残念です。
…これで、上野樹里の評判が下がったり、篤姫役の宮崎あおいと比べられたら可哀想だなあと思ってしまいました。