情報の調べ方が変わってきた気がします

 情報の調べ方が変わってきた気がします、というと新しい情報収集方法を紹介するようですが、そういう訳でなく情報を調べる人がどういう感情をもって調べているかが変わっていると感じました。
 情報収集をするとき「知らないことを知りたい」という感情で探すのが一般的だと思ったのですが、「自分の考えの補強」を目的に行うというケースもけっこうやってしまうなと思いました。
 検索する時に例えば「ラーメン 美味い」というキーワードで検索する場合などはそういう傾向が強いと思います。
ただ、それに対して引っかかる検索結果の中にはしばしば「ラーメンが美味いというやつは舌がおかしい」などというものも混ざってきます。
 知らないことを知りたいと思って調べているのであればその情報は有益ですが、ラーメン好きがラーメンは美味いという裏付けを取りたかったような場合その情報はノイズ、あるいは怒りすら覚えるかもしれません。
 その辺りを考えると、批判的な情報をあげる時には、そういう特定の答えを期待している人にカウンターになってしまうような文章を避ける心がけがある程度必要になってくるのかなと思いました。
 もちろん、検索によって、実は自分が欲しい情報ばかりが集まるような調べ方をしてしまっている可能性を考える必要はもっと重要だと思います。