アニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」が面白かったです(ネタバレアリ)

 伏見つかさによるライトノベル原作のアニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の最終回を観ましたがとても面白かったです。
 見終わる前の感想は、以前の記事と、ポッドキャスト狭くて浅いやつら #062-A 「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」にゲストでお邪魔した際に語っておりますのでそちらを参考にしてください。
 あと、ぼくは原作を読んでおらずあくまでアニメに対して感じたことを、多少のネタバレを交えて書いていきたく思います。
 最終回まで観て思ったのが、兄妹の成長をポイントにして描いており、ツンデレのツンでしか関われないでいた兄妹が、お互いの成長に伴いやっと少しだけデレが出せるようになったという、えらい時間のかかったツンデレな話だと思いました。
 また、兄妹ツンデレといいつつも近親相姦などではない、あくまで兄妹の範疇は越えてないという印象でした。
 それ以外の部分、例えば中学生の桐乃が18禁の作品を購入してプレイするような道徳的問題であったり、アニメ化におけるゆがみなどは、比喩とコメディと多少の釣りの要素であり、そこを深く描くつもりは最初からなかったように感じました。
 後半までは、頑張る京介に対してとても成長してるようには見えない桐乃という図式だったのですが、京介の成長に促され徐々に桐乃も素直に他人と関われるようになっていく…というと京介は割が合わないようですが、思春期の女の子が素直になることを掴むというのはものすごい成長だと思うと、やはり兄妹揃っての成長の物語かなと思いました。
 その際に、お兄ちゃんである京介が大きな成長をしてその後ろを妹である桐乃が不器用についていくという図式は、すごく萌えるなあと思いました。
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