映画第9地区が面白かったです

 映画第9地区を観てきましたがとても面白かったです。
 南アフリカ共和国のヨハネスブルクに出現した宇宙人の難民とそれに関わる人間とを描いた作品ですが、この作品をもっと的確に表現しているなと思ったのが、ポッドキャスト佐藤大のプラマイゼロで佐藤大さんがおっしゃった「ティム・レイ(アムロの父親)がガンダムに乗ってシャアと戦う様な…」という言葉です。
中年オヤジをストレートにパワフルにそして切なく描いた作品は他に無いなあと思いました。
 バックグラウンドの描写の部分でいくつかもう少し描いておかないと物足りないとか言い出す人が居るかなあ?と思う点はありましたが、本当に描きたい部分はきっちり描ききっていてリアリティもあり共感もいたしました。
 人間である主人公が、人間社会から孤立して、やがて人間と対立せざるを得なかった状況がとても説得力がありつつも、主人公の決断を指示するような演出もそれほど目立たず、自分がそうなったらどんな風に感じてどうするか?をじっくり探求することが出来る作品でした。
映画「第9地区」オフィシャルサイト