飽きるまでやり続けるという満足度の作り方

 素晴らしく完結した作品に対してまだ終わって欲しくないとか、後日談を描いて欲しいと感じる事はあると思います。
コミックなどではそういう要求に応えて続行するも作者が続きの構想を考えていないためにストーリーが破綻してしまうケースがあるように感じます。
そういった作品を観ると作品を大切に思うなら綺麗に終わらせた方が良いのではないかと思ったこともあったのですが、最近は読者が満足するまで続けるのもアリかなと思うようになりました。
 その上でかつてのクライマックスと比べて人気が伸びず読者が飽きたように見えたとしても、それは作品がダメになったのではなく、読者が作品に満足してかつての完結を受け入れてくれたと言えるのではないかと思います。
 ただしそれをやるのは、読者に伝えたいことはもう伝え終わったという作者の中での完結を明確にした後でやるべきで、たとえば完結しないように物語を引き延ばすというのは違うように思います。