ヴィンランド・サガ 9巻読みました

 覇業に向かうクヌートと、無気力に奴隷として生きるトルフィンを描く事で、8巻ラストで一気に飛ばした時間の説明と10巻以降にどう続くかを予感させる巻だったと思います。
 ちなみにこの巻では、悪党たちが妙に白々しく見えたのが気になりました。
何でかなあと思ってよくよく読み返すと、キャラクターの芝居が下手なんだなということで納得がいきました。
 マンガの登場人物に芝居の上手い下手があるっていう事自体衝撃だったのですが、その辺を意識して観ると幸村誠作品キャラクターの芝居下手はハンパではないとびっくりしました。
 もちろんそれがイコール悪いこと駄目なことという訳ではなく強い個性になっていたりもするのですが、この巻では下手さが行き過ぎていたように感じました。