ここまで聞いてどう思った?が苦手だったのですが

 ある本で「ここまで読んだあなたはこう思っているに違いない」と断言しているときに、まったくそんな風に思ってなくて、しかもその後「でも本当は違うのです」と続き興ざめしてしまったことがありました。
 そんな風にぼくは会話でも、話し手がその話でどう思って欲しいかを明確にする前に、ここまで聞いてどう思った?と聞かれるのが苦手です。
 
 というのもどうも本当に意見を求められているのではなく、間違わせて「そう思うでしょ。でもね~」と言いたいとか、正解を答えさせて「その通りだよね。君もそう思うよね」と言いたいとか、思惑があってその通りに答えないと怒る人が多いような気がするからです。
 
 ところが、この発想は日本人独自のものらしく、例えばアメリカ人なんかは、質問されれば自分の思った事を言うし、質問する方も色んな意見が飛び交うのを期待しているそうです。
上記の本も著者はそう思うタイプなんだ。俺は全然思わなかったけどねと読み飛ばせば良いのかなと思い改めて読み直してみようと思います。