アニメ「君に届け」が面白いです

 2009年10月6日より日本テレビ系にて放送されている、椎名軽穂による少女漫画原作のアニメ「君に届け」が面白いです。
 見た目が暗く周りからも「貞子」と呼ばれ恐れ避けられている女子高生の黒沼 爽子が、周囲の誤解を解き、友情・恋愛などを通して成長しいく姿を描いた作品で、心理描写がすごく繊細で鋭いです。
 例えば恋心にしても「恋をしている」の一言で要約して深く探求しない扱っている感情や体の変化などを不器用な爽子を通して丁寧に描いています。
 特にいいなあと思ったのが、友達が居なかった爽子に友達ができて、それを誤解で失いそうになった時、昔はひとりで過ごすことが当たり前だったけれど、友達と過ごす楽しさを知ったら戻れないという気持ちの描写の鋭さです。
 自分の「居場所」は自分の身の丈にあったものが周りから与えられるのではなく、自分が居たいと思う場所なんだということが描かれていたように思いました。
 今後が非常に楽しみにな作品です。