京都 BAR K家

 京都の六角通りにある昭和初期の町家を改造したBAR「K家」に行ってきました。
 京都の町家特有のウナギの寝床とも表現される間口が狭く奥に深い間取り、高い天井、太い梁、そしてライトアップされた坪庭という和の美しさと、ショットバーという洋の美しさが融合した、本当に美しいお店です。
 定番のマティーニ、マンハッタン、ニューヨークはとても洗練されていて美味いです。一方で、エスプレッソベースのカクテルはフランベが幻想的だったり、ボストンシェーカーのシェークが豪快だったりと魅せる部分も素晴らしく、ラフロイグのとんがらし漬けをふりかる非常に挑戦的なオリジナルモスコミュールなどもあったりと幅広く楽しめます。
 そんな魅力に惹かれるのか、一杯1000円以上するにも関わらず若者が行列を作っていました。
 ムードを楽しむ若者はテーブル席でまったりと語り、酒飲みはカウンターでマスターの蘊蓄をつまみに呑むという、色々な飲み手が共存出来るスペースでした。
 マスターは30代半ばと若くお店にもお客にも新しさがあり、この先の発展がとても楽しみなバーです。