あの花アニメ版の大人の描写が好きだなあと思った

 特にドラマ版で火野正平が演じたことで、頼りになる良い人ぽい花火職人のおじさん(WIKIではドラマのみ登場となっているけど)は、アニメ版ではめんま父からのクレームで花火作りを断る時の情けない感じや、花火打ち上げ時「近所迷惑だから」と世間体を気にする感じとか、なんか素直に頼れないキャラです。
 さらにドラマ版オリジナルの上地雄輔演じる工事現場の先輩とか、リリー・フランキー演じるつるこの美術部顧問とかの、分かってくれる大人として登場しますが(実は役に立ってないし、ちょっと的外れなことを言ってる)、アニメ版で彼らは登場しません。
 アニメドラマ共に活躍する、じんたんの父親はすごく良いキャラだけれど、弁えていて一歩引いている感じが一番頼りになるところで魅力にもなっているように感じます。
 まあ、こういう大人には分かって貰えない悩みとか問題に向かうことを頑張る部分が、あの花の大きな魅力であると同時に、大人としても結構いい歳になったぼくは若い人や子供に対して、ある種の役に立ってあげられない部分を弁えていることって大切かなあと思いました。