水野学による「センスは知識からはじまる」を読みました

 クリエイティブディレクター水野学による著書「センスは知識からはじまる」を読みましたがとても良かったです。

 センスというとどこか生まれ持った特殊な能力と思われているけど、そんな要素はまったくなく知識の積み重ねによるもので、誰もが取得することができるということが、具体的にどういった知識が必要かという例と共に解説されており、デザインの仕事をしている人以外にもオススメの一冊です。

 具体的な知識収集のタイミングや方法が明確で、例えば日頃から様々な分野の流行や情報を高い精度で得るには、誤った情報や雑多に掲載されているネットとは違い、精査・整理された情報が載っている雑誌を読むのがいいとか、何かに取り組むときはまずその分野に関する本を数冊読むみたいな習慣はぼくも改めてつけたいなあと思いました。(できればペーパーレスで)
 他にも読んでいる内に色々なことに気づかされたし勉強したいなとか、もっと色々な情報に触れていこうと感じさせられ、それこそこういう書籍の役目かなと思いました。

 ちなみに著者の水野学はかなりの本好きで、そこから知識を得て実戦していくことを強みとしていくタイプだな…とか思ったのですが、よくよく身の回りの出来る人の話を聞くとみんな無意識に凄い量の情報を書籍よりインプットしているなと気づかされ、やはり結果を出す王道なんだなと改めて思いました。

 余談ですが、ネット記事の今後の課題としては雑誌の精査・整理レベルを見習っていきたいなあと思いました。

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