鳥貴族「280円均一」の経営哲学 鳥貴族「280円均一」の経営哲学の他のレビューをみる» 大倉 忠司 東洋経済新報社 ￥ 1,512 (2012-11)

　鳥貴族が鳥二郎を提訴なんてニュースがありましたが、一般客として呑むときやっぱり鳥貴族ってすごいなあと思います。
　値段の安さと安いなりに楽しめる工夫がすばらしく、ビール大好きなぼくは280円で金麦大ジョッキが呑めるなどはとても有り難いです。
　つーか生中なら最低一人5杯（多いと10杯以上）呑むぼくや友人にとっては、もはや鳥貴族か呑み放題のお店しかないって感じですが、そんな飲み方をしないいわゆる普通のお客さんも鳥貴族を好んでいるようで、先日金曜日の夜に呑もうとした際、鳥貴族3軒回って全て満席で入れないという状況にビックリしました。
　そんな鳥貴族の人気を利用しようとするのは、鳥二郎だけでなく新宿などは鳥貴族に入れなかった人向けの客引きをする（けっこうぼったくりが目立つ）お店なども多く、ちょっと圧倒的な人気を感じさせられます。
　居酒屋の経営不振というニュースを聞きますがその手のニュースによくあるマーケティングとか小難しい話を引き合いに出すまでもなく、一般客の立場では安くでお腹いっぱいでベロベロにも酔っ払えるお店を素直に選んでいるだけだし、それは実際に出された料理やお酒とその価格を素直に比べたら当然そうなるわなってくらいの差があるように思います。
　まあ、なんにしろそれだけの差を作った鳥貴族ってやっぱすげぇなあと思います。