田辺 剛による漫画 ラヴクラフト傑作集 狂気の山脈にて 一気読みしました(ネタバレあるかも)

 ハワード・フィリップス・ラヴクラフトについては海外ホラーやSFファンの間で絶賛されているということは知っていて、クトゥルフ神話がモチーフになっていたりインスパイアされた作品は色々触れておりほとんどは好きだったにも関わらず、ラヴクラフト原作の作品をちゃんと読むのは初めてでしたが、田辺 剛による漫画化の出来の素晴らしさもあり一気読みしてしまいました。

 この作品では、旧支配者とか古き者どもと呼ばれる存在と彼らが作り出したショゴスなる生命と南極調査隊が遭遇するホラー展開がメインで、クトゥルフの末裔やミ=ゴなる生物は、過去の旧支配者の記録に少し登場するだけで今回はメインではないと感じました。

 で実際に読んでみた感想ですが、多分この作品をインスパイアした作品を沢山見過ぎていて、色々な展開やら謎に対して、既に知ってると感じてしまいました。
いや、「狂気の山脈にてがオリジナルで当時としては斬新だったんだよ!」みたいな事が山ほどあるんだろうとは思います。
 あと、舞台が南極というのも現代だとちょっと身近すぎるかなと。
宇宙や深海くらいの今の人類がギリギリ挑戦出来るけど分からないことが沢山ある場所を舞台にするだけで臨場感は全然変わりそう。

 という案配に、超有名古典作品ならではな気になる点はあるのですが、心理的に来る恐怖や混乱の描写といった手に汗握るコアな部分はとても面白いです。
 今回メインでなかった、オリジナルのクトゥルフについても知りたいし、ラヴクラフト傑作集もっと読み進めてみるかなあ。