安達幸裕,三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)
ダイヤモンド社 ¥ 1,512 (2010-04-16)
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チームで何かをする時、チームの中で「この人はダメな人」というレッテルを作らないというのは大事だなあと思います。
これはみんなが有能なら良いという訳ではなくまたダメな人の成長を促すみたいなことでもなく、ダメな人とレッテルを貼ることで生じる死角みたいなものの危うさについてです。
チームで何かを進めるときにお互いのコミュニケーション不足だったりとか特定の誰かのせいと断定は出来ないのだけれど問題に至ることというのはよくあるのですが、こういう時にダメな人とレッテルを貼ってしまった人が原因に見えてしまいます。
原因を見つけて、それが特定の誰かがダメなのだからその人を切り捨てるしか処置がない…でもまあ切るのもなあ…などと思うと、人間あっさり思考停止になります。
よくチームのダメな人間を切ると別の人間が新たにダメになる…みたいな意見を聞きますが、この辺がその原因なのかなあと思います。