あの花を観て感じた友達について思ったこと

  4月からフジテレビ・ノイタミナ枠などで放送中の「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」を観ていて友達ってなんだろうなあという、凄く青臭いことを考えさせられました。
 ぼく自身、交友グループに所属していたことも少なく、まあぶっちゃけ友達の少ない方だった…ん?今も少ないのか?地雷?あれ?…まあ、友達という人間関係をあまり深く考える機会が無かったのです。
一方で、「友達」「友情」という言葉をとても大切にしたり、どうあるべきなのかを凄く悩んでいる人がいて、その意味が分からないで戸惑うことがあったのですが「あの花」のOP・EDを含めて第6話までを観ていて、分かることが出来ない自分に気づいてはっとさせられました。

 すごくおおざっぱに言うと友達って自分が相手の事が好きで、相手も自分の事を好きでいてくれることに気づいている状態なんだろうなと思いました。
もしかしたら当たり前の事なのかも知れないですが、ぼくにとってこれがまったく分からなかったです。

 理由は「自分が好かれている」という点に自信が持てないことだと思います。
日頃の行いの悪さなのか、謙虚さなのか、トラウマがなんかあるのか、理由はどうでもいいのですがまあ自信が無いしあり得なかったです。
 相手の好意を確信して違っていた時のダメージの大きさを考えると、その生き方は非常に安全ではあると思うのですが、そういう生き方の代償というか、そう生きたために得られなかったものが、あの花ではものすごく丁寧に描かれているようで、心地良くグサグサ来ます。

 その上で勇気を振り絞って、もしかしたら自分は誰かから好かれているのかもしれないと、心の中で、こっそりとね、そっと考えると…もう号泣でした。
 ということで友達ってすげえんだなあと、久しぶりに実感しました。