もう1%の人達は無視しようって考え方

 ぼくの文章で誤解を招いて迷惑になると申し訳ないので、ネタ元はあえて伏せておきますが、トマ・ピケティ教授が指摘する「アメリカでは1%の富裕層が、国の富の4分の1を握る」という現状に対して「もういっそ1%のことは無視しよう」って考え方を聞いて面白いなあと思いました。
 そしてそれらは既に結構浸透しつつあって、ここ数年なんとなく富裕層に対する憧れや称賛が薄くなっていると感じる原因の一つに、「無視してたら良い」に起因する白けた冷ややかな関係の影響が大きいのかなあと思いました。
(もちろん、別の原因の一つにある、ぼくの羽振りが悪くなったというのも棚上げしてはいけないと思いますが 笑)
 この「無視したら良い」はもちろん敵視ではなく、「比較しても不愉快になる存在と自分をわざわざ比較する必要は無い」ってものですが、そういう感覚の人に「他人から称賛を受けるようにデザインされた高級品」を突きつけると、なんか高級品が冷ややかに無視されているように見えるんだろうなあと思いました。
 という案配になんか既に世の中に影響を出しつつあるこの感覚、色んな所に応用が効くんじゃないかなあと思いました。