クリエイティブツールとしてのパソコン

 Surfaceとか2015年度のMacBookを見ていると、(主にウェブ経由の)コンテンツを見るために最適化されているなあと感じさせられます。
 その流れは、クリエイティブツールとしてPCを利用する人よりもコンテンツを楽しむユーザーの方が圧倒的に多いと考えると妥当かなと思います。
 例えばスマートフォンだけを活用しているユーザーはコンテンツを見たりソーシャルで利用出来るコンテンツ(テキストメッセージ、映像、写真や絵文字など)作りに端末を利用しており、そういうユーザーがスマートフォンから乗り換えるようなPCが作れれば売れるだろうというのは説得力があると思います。
 ただ個人的には、各サイトがアクセ数にしのぎを削ってたり、イベントや芸能などで集客が重要な課題になっていることを思うと、コンテンツを観る人間の数というのは意外と不足していると思っています。
 加えてスマートフォンユーザーは、その機能を好んで選んでいるのではなく、別の理由で必要だったツールのおまけ範囲で出来ることをやり繰りするのを楽しんでいるのかも…などと考えると、コンテンツを観るためにスマートフォンからPCにアップグレードするって流れは結構厳しいのでは?と思います。
 なんてことを考えると、やっぱりPCはクリエイティブツールのポジションこそが重要なんじゃないかなあと改めて思いました。