食べてはいけないお弁当 食べてもいいお弁当 (だいわ文庫) 食べてはいけないお弁当 食べ…の他のレビューをみる» 渡辺 雄二 大和書房 ￥ 756 (2012-10-12)

　コンビニ弁当が危険であり自己投資としてもっとよい自炊をするべきという記事があったのですが（否定的に語る予定なのでリンクなどは省略）、なんかアンフェアな物言いだなあと感じました。
　ぼく自身コンビニ弁当の安全性に関して弁護する気はなく、加えて低インシュリンダイエット中の身としては好んでは食べないものではあります。
　ただ、先日ぼくが手作りした麻婆茄子はレトルトの具や餡を使った挙げ句にカビさせてしまっており、コンビニ弁当と比較して「化学調味料的に良いのか？」とも「腐敗的に良いのか？」とも劣っていると思うし、低インシュリンダイエット向けの炭水化物を目の敵にする食べ方が「健康的に良いのか？」と言われるとやっぱり劣っていると思います。
　では実家に居た頃に親が作る料理が正しいのか？と言われれば、お茶碗3杯ご飯食べるようなしょっぱくて炭水化物過多な、素直に食えば太る食品が出されており、これもコンビニ弁当より優れているとは言えないと思います。
　その辺おおざっぱに考えていくと、どんなバランスが良いという食事でも逆にコンビニ弁当であっても、過食と拒食に気をつけながらフォローとしてサプリや野菜ジュースなどを取ったり、消費バランスのための食事制限やほどよい運動でバランスを取るのが必須であり、そういう意味では投資対象として差があるほど劇的なものではないと思います。
　どっちかと言うと現役アスリートみたいに、コンビニでそのカロリーを摂取しようと思うと金額的に無理みたいな人が避ける方が投資的な行動だと思います。