ボランティアで思うこと

 仕事と曖昧になるような趣味を持つと、ボランティアとしてプロジェクトに関わったり、自分のプロジェクトをボランティアに助けて貰うケースが出てくるように思います。
ただこのボランティアという立ち位置は意外と誤解が起こりやすかったりします。
 例えば本業をボランティアにしてはいけないという考えがあります。
お寿司屋さんが焼き肉を無料で配るボランティアをするのはアリだけれど、いくら在庫があってもお寿司を無料で配るボランティアをしてはいけないという考え方です。
 理由はまっとうな対価を払ってくれているお客さんに失礼であるという点と、本業の技を無料で振る舞う相手に誠意を持ち続けられるのか?という点にあると思います。
…誠意を欠いたボランティアほど見苦しいものはないとぼくは思います。
 などと言いつつ本業のプロとしてボランティアに関わることもあります。
その際のルールは非常に複雑になりますが、基本的には本来かかる費用から利益を引き、さらにボランティアとして関わる人間の人件費を引いた額を請求することになると思います。
そのかわり社名の露出やある種のバーター企画など、メリットを要求するのが一般的だと思います。
 そして、一般のボランティアとプロとして関わるボランティアが混ざったとき、必要経費やメリットを請求するプロに対して、全て無償で関わるボランティアとの間で軋轢が起こったりして、まあ色々ややこしいです。