今、あえてBLAME! なのかなあ

 シドニアの騎士のアニメ化などもあり、弐瓶勉に関心を持っている方も多いと思うのですが、個人的にはやはり彼の作品の中では「BLAME!」が一番好きだなあと思いました。
 シドニアの騎士の少し変わったSFロボット作品の、少し変わった部分だけを描きたくて10巻描ききったのがBLAME!であると感じています。
 BLAME!はぱっと見深刻さがあるために、なかなかわかりづらいのですが突っ込み待ちの部分だったり、素直に笑ってオッケーなんだけどぽかーんとするシーンが多いのですが、シドニアの騎士を観たあとなら分かりやすく楽しめると思います。
 一方で、BLAME!を読むことでシドニアの騎士であえて目立たないように描いている奇妙なSF体験を改めて注目出来るととも思います。
 アニメ版 シドニアの騎士の一期は物語の途中で終わっており続きが気になりますが、制作が決定している二期のアニメで続きを知りたいので原作コミックには手を出したくないなあという方にはBLAME!がオススメです。