人と違う働き方をするのに気をつけること

 フリーランスや、ノマド(働く場所を自由に選択するスタイル)だったりと、一般的な会社員と異なる仕事の仕方をすることが、一昔前に注目されました。
 自身もフリーランスをしているぼくは、その流行が「自分の働き方の理解が広まって嬉しいかも」などと期待したのですが、実際にはフリーランスという肩書きがなんか誤解されていると感じるようになりました。
 きっかけは一部のSNSでの流行なのですが、会社員を辞めてフリーランスであったりノマドを選択した人達が、止せば良いのにかつて会社員という働き方を批判したり、自分の働き方の方が優れているという挑発的な発言をしてしまうようになりました。
 例えばノマドに関して「満員電車や残業から開放され、自分の時間を増やす豊かな働き方」などという表現をしていますが、日本の労働者の多くが満員電車や残業を受け入れて働いている現実を鑑みると、いささか挑発的ではないかなと思います。
 彼らと同じ口調でフリーランスですなどと名乗れば、彼らと同じく会社員に対して挑発的な感性をもった人間だと思われ受注に悪影響が出そうだし、かといってフリーランスな方達からも受注を頂く兼ね合いであまり批判的なことも言えないし、「まあここは気配を消して様子を見ておこう」というのが、正直なところでした。
 それを今更記事にするのは、挑発的な人がかつて否定した会社員に戻り、次は手のひらを返したように、いかにフリーランスやノマドが間違っているかを語るのが次の流行になりそうに感じたからです。
 フリーランスやノマドは社会的少数者であり、多数派であるところの会社員から敵視されれば、まあ「ひとひねり」です。
どうかそのような事態にならないでほしいものです。。。