変わり者を愛でるノリ

評価:
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

¥ 1,382

(2011-10-26)

 ちょっと前にまとめられていた「自称宇宙人の友人が最近ヤバすぎる」というスレッドが面白かったです。
自称宇宙人の友人が最近ヤバすぎる|なんでもまとめ2ch
 この中で語られている友人は一緒に過ごすとなるとかなり困った存在で、社会的には病気として扱われる、とてもか弱い存在であると思います。
それを、無理に受け入れるでも止めさせるでもなく、あるがまま愛でるのってなんか救われるなあと思いました。
 また愛でる際にどのアングルから見れば良いのか?ということを凄く考えていて相手のことを大切に思っているんだなあと感じました。
それと同時に読んだ人間にやんわりと、「気味悪がらないでもらえると嬉しい」くらいの主張があり素晴らしいなあと思いました。
 村上春樹の作品にはそういった描写が多く、例えばノルウェイの森の直子などは象徴的だなあと思いました。