意思統一で思い出したゴルゴ13

評価:
さいとう たかを
リイド社

¥ 580

(2012-04-05)

 さっき意思統一の重要性の記事を書いてて、ふとゴルゴ13を思い出しました。
 うろ覚えですが、革命軍が殺し屋であるゴルゴ13に暗殺の依頼をした際に、革命軍の一人が「革命は我々の手で行うべきだ。殺し屋なんて不要だ。」みたいなことを言い出し、革命軍のボスが焦るシーンがありました。
 ちなみにゴルゴ13は、ネットでは吉野屋について語ったりとギャグキャラ扱いも多いですが、マンガの中では超怖い人です。
…例え手違いでも間違った情報で仕事を依頼したら依頼人を殺すという、制作会社では絶対に雇ってはいけないタイプです。
 そのシーンでゴルゴ13は「意見の統一がなされてないな」みたいなことを言って依頼を断り去ろうとするのを、革命軍のボスが慌てて取りなすみたいに展開します。
 そんな大物ではないぼくはフリーランスで参加した会議の冒頭、クライアントの営業担当さんから「外部に制作を依頼するのは無駄だ」と言われた時には「意見の統一がなされてないな」などとは言わずに、クライアントの発注担当さんと広告代理店と制作会社と一丸になりアウトソーシングの効率性の同意を求めました。
…あのときの目配せとコンビネーションは「黒子のバスケ」にちょっと似てたかも。
 ポイントの無い話なのですがむりくり着けるとするなら、プロジェクトの同意を壊したり試したりする発言はひょんな所から飛び出すので、その危機感と対策案は常に持ってないといけないということです。