承認欲求も相対的なものなんだよなあ

ブレヒト
ダヴィッド社
(1963-08)

 人から認められたいとかちやほやされたいっていう、いわゆる承認欲求って「他の人よりも認められたい」という相対的な感情だなあと感じます。
 相対的である以上他人より自分が承認されようと競争が発生して、承認も限られたパイとなります。
そんな状況に、ソーシャル初期など承認のパイが増える状況の無邪気な「承認されたい」ってスタンスで関わると思わぬ地雷になることがあるなあと感じます。
 ちなみにプロ芸能に関わる人はそういう感覚がとても鋭くて、その場にどれだけの承認が得られるパイがあるかを計算して分配のバランスを考えたり、また誰がどういう行動(制作)をしているか加味してスピーチに承認を混ぜたりしています。
 そしてそういう気配りに対する承認を競うようになると良いなあと改めて思いました。